神経性の下痢

ストレスや緊張感あるいは習慣性の下痢でお悩みの方、特に働き盛りの男性が多いのではないでしょうか。

経穴では「足三里」(下肢、膝の前面外側数センチ下、前脛骨筋の上端の窪み付近)にマグレインNを貼り続けると腸、特に大腸の水分吸収作用が増して軟便が止まり異常な便意が無くなることを私自身での10年間の経験実験で感じました。

貼付点の両足の足三里はとくに決定的な1点がある訳ではなく1センチ程度のずれでの作用差は無いようです。ただ前脛骨筋の上端部まで下がり刺激が強いと逆に排便をもよおすことがありました。

貼付と剥離を1か月周期で繰り返したのですが、目立って異常な便意が止まったのは2サイクル(4か月)後からです。その後は剥離後1週間から、数年後からは1か月間の貼付のない間も異常な便意がありません。

足三里は胃液の分泌量増加や蠕動運動の活性が研究報告されていますが、消化器官には全てに健全な方向に作用が及ぶようです。

脚の不自由な高齢者が増えました

膝に全く問題のない65歳以上の人はまずおられないようです。

データーによる根拠はないのですが、拭き掃除や和式便所、畳生活の減少に反比例して膝や腰に障害を持つ人が増えています。

関節の骨頭にある軟骨は曲伸ばしによる圧力の変化で新陳代謝が行われます。痛いからといって伸ばしたままでは回復しません。

筋肉を意識しての運動や体操に加えて体の各部の関節をも意識して、できるだけゆっくりとした動きで思い切って関節を曲げてください。あまり痛みを我慢しての無理な動きは控えてください。