夜間頻尿、尿漏れについて

男女ともにほとんどといえる高齢者が排尿に悩みを持っておられるのではないか。

泌尿器科や広く一般でいわれているような内臓底筋や尿意感覚の衰えの他に、
器質的に共用される部位が多い生殖機能の衰えによる変調から尿意感覚の異常による原因が見受けられる。

体力、体調、筋力低下については、下腹部の筋肉とその神経、下股内側の筋力トレーニングや皮膚刺激で症状が軽減、回復する。

夜間頻尿での尿意は必ずしも膀胱の尿量には関係なく催すことがある。
尿意を膀胱ではなく尿道で感じるからと考えられるが、このような頻尿に対する有効なツボや運動療法が見当たらない。

逆の尿道括約筋やその神経麻痺での尿漏れには、内臓底筋等のインナーマッスルのトレーニングが有効である。

近年になり必要以上の水分の摂取がいわれているために体内の水分率が過剰な人、
昼間にデスクワークや移動の少ない立ち仕事等で下半身に水分が溜まった人、
更に遅い夕食でビールや茶のような利尿作用のある飲み物を摂り過ぎる人は、
心あたりの原因を解消すれば熟睡できる場合も多くある。

更に決心と思いようで昼間の尿漏れ、夜間頻尿とそれぞれ必要時にはオムツを薦めたい。
近年の品は排尿後の臭気や湿気はほとんどなく排尿の練習ができればほとんどの悩みが解消できる。

 

肩関節痛の40・50肩について

中高年になる過程でほとんどといってよい程の人が罹患するのが、
肩関節痛の40・50肩。
次に年を重ねると腰痛を患う。

40・50肩はいまだに確定的な原因も特定の症状も分からないが、加齢による体質変化から関節組織の一部が変性し、痛みが生じ、その結果可動制限が起こり、関節軟骨が劣化等して痛みが続くと思われる。
同じ症状が続くことは少なく、「腕が上がらない」→「後ろに手が廻せない」→「うずく痛み」と変化する。
また、両肩共に同時に痛むことはほとんどない。

「腕が上にあがらない時」には、三角筋の前面部に
「後ろに手が廻せない時」には、三角筋の後部に
「うずく痛み」安静時にも痛む時には、頸椎の上に
ツボをとると鎮痛するので、少しずつ動くことで回復を速くできる。

就寝中にも痛む場合は脇に約5㎝ほどに丸めたタオルを挟み、関節の軟骨部を拡げると和らぐことが多い。

一回の発症で1~2週間で終わる人もあるが、30歳代後半から10数年間にわたって繰り返した上にさらにその後も過労や体調不良時に重傷ではないが痛みが出る人もある。
〔12版経穴経絡書11頁第5図〕

神経性の下痢

ストレスや緊張感あるいは習慣性の下痢でお悩みの方、特に働き盛りの男性が多いのではないでしょうか。

経穴では「足三里」(下肢、膝の前面外側数センチ下、前脛骨筋の上端の窪み付近)にマグレインNを貼り続けると腸、特に大腸の水分吸収作用が増して軟便が止まり異常な便意が無くなることを私自身での10年間の経験実験で感じました。

貼付点の両足の足三里はとくに決定的な1点がある訳ではなく1センチ程度のずれでの作用差は無いようです。ただ前脛骨筋の上端部まで下がり刺激が強いと逆に排便をもよおすことがありました。

貼付と剥離を1か月周期で繰り返したのですが、目立って異常な便意が止まったのは2サイクル(4か月)後からです。その後は剥離後1週間から、数年後からは1か月間の貼付のない間も異常な便意がありません。

足三里は胃液の分泌量増加や蠕動運動の活性が研究報告されていますが、消化器官には全てに健全な方向に作用が及ぶようです。

脚の不自由な高齢者が増えました

膝に全く問題のない65歳以上の人はまずおられないようです。

データーによる根拠はないのですが、拭き掃除や和式便所、畳生活の減少に反比例して膝や腰に障害を持つ人が増えています。

関節の骨頭にある軟骨は曲伸ばしによる圧力の変化で新陳代謝が行われます。痛いからといって伸ばしたままでは回復しません。

筋肉を意識しての運動や体操に加えて体の各部の関節をも意識して、できるだけゆっくりとした動きで思い切って関節を曲げてください。あまり痛みを我慢しての無理な動きは控えてください。

 

免疫力・体力回復の秋

「柿が紅くなると医者が青くなる」と昔は言いましたが、私のところでは9月下旬から10月の来院は多いように感じます。又体力の低下から免疫力が下がり体内に潜むウイルスや癌細胞が勢いずいて発病につながるのも意外とこの時期が多いのではないでしょうか。

糖尿その他につながるような肥満体は節食すべきですが最近の見苦しいような細いにもかかわらずに更に痩身を望むのは病気を招くことになります。痩身のための節食には、栄養とカロリー更に人間の動物・生命体としての過程を考えて必要な栄養素は摂取して、カロリーを調節し、その上に摂食時間などの雑食哺乳類である人間の進化おも考えてください。

健康雑誌にある一記事や一部の心無い健康食品の宣伝文で行動するのでなく十分に咀嚼してから行動しなと取り返しのつかない結果もあります。秋は「実りの秋」猛暑で衰弱した体や精神の回復に十分に栄養を蓄えた食物を取り、夜長は睡眠も長く心穏やかにして冬に備えてください。

苦痛箇所や各種調整にはツボのご利用を。